皆さん知っていますか!
肩関節は中年以降、かなりの老化してきています。
四十肩、五十肩は、関節を構成する骨や軟骨、靭帯や肩などが劣化して肩関節の周囲の組織に炎症が起きる事を言い、特に場所を特定しない『肩関節周囲炎』と言います。
そして、肩関節には動きをよくする袋や関節を包む袋があり、その袋が筋や腱に張り付いてしまうともっと動きも悪くなり、動きが悪くなります。
肩関節は、
圧痛の部位や動きの状態などをみて診断します。肩関節におこる痛みには、いわいる五十肩である肩関節の関節包や滑液包(肩峰下滑液包を含む)の炎症、上腕二頭筋長頭腱炎、石灰沈着性腱板炎、肩腱板断裂などがあります。
これらは、X線(レントゲン)撮影、関節造影検査、MRI、超音波検査などで区別します。
自然に治ることもありますが、放置すると日常生活が不自由になるばかりでなく、関節が癒着して動かなくなることもあります。
痛みが強い急性期には、三角巾・アームスリングなどで安静を計り、消炎鎮痛剤の内服、注射などが有効です。
急性期を過ぎたら、温熱療法(ホットパック、入浴など)や運動療法(拘縮予防や筋肉の強化)などのリハビリを行います。
これらの方法で改善しない場合は、手術(関節鏡など)を勧めることもあります。